葬儀当日のスケジュール(受付、開式、閉式、出棺など)

葬儀当日のスケジュール 葬儀・葬式の基礎知識

葬儀当日の流れを把握する重要性

なぜ事前に知るべきか?

  • 葬儀は故人との最後のお別れの場であり、ご遺族にとっては大切な儀式です。参列者として、その場にふさわしい振る舞いをすることは、故人への敬意とご遺族への配慮を示すことにつながります。
  • 事前に流れを知っておくことで、当日慌てることなく、心穏やかに故人を見送ることができます。
  • 特に、初めて葬儀に参列する方や、久しぶりに参列する方にとっては、予備知識が安心感を与え、失礼のない行動を助けます。

心構えと準備

  • 葬儀は厳粛な場です。故人を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちを大切にしましょう。
  • 服装や持ち物など、事前に準備しておくべきことを確認し、当日は時間に余裕を持って行動することが重要です。
  • スマートフォンはマナーモードにするか電源を切り、私語は慎みましょう。

葬儀会場到着から受付まで

到着時間の目安

  • 一般的に、受付開始時間の15分前〜30分前に到着するのが目安です。早すぎても準備の妨げになることがあり、遅すぎると開式に間に合わない可能性があります。
  • 公共交通機関の遅延なども考慮し、余裕を持った移動計画を立てましょう。

服装と身だしなみ

  • 男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルが基本です。
  • 光沢のある素材や派手な装飾品は避け、シンプルなものを選びましょう。
  • 髪型は清潔感を意識し、長い髪はまとめるのがマナーです。
  • 靴やバッグも黒で統一し、派手なものは避けてください。

受付でのマナーと香典の渡し方

  • 受付では、まず一礼し、「この度はご愁傷様でございます」など、お悔やみの言葉を述べます。
  • 香典は、袱紗(ふくさ)から取り出し、両手で渡します。その際、表書きが相手から読める向きにします。
  • 記帳を求められたら、丁寧に氏名と住所を記入しましょう。
  • 受付が混雑している場合は、スムーズに進むよう協力的な姿勢が大切です。

開式から閉式まで

着席から開式まで

  • 受付を済ませたら、案内に従って会場に入り、指定された席に着席します。
  • 一般的に、ご遺族に近い前方の席は親族席となりますので、案内がない限り座らないようにしましょう。
  • 開式まで静かに待ち、故人を偲ぶ時間とします。

読経・焼香の作法

  • 僧侶による読経が始まったら、静かに耳を傾けます。
  • 焼香は、係員の案内に従って順番に行います。宗派によって作法が異なる場合がありますが、一般的には以下の流れです。
    1. 焼香台の前で遺族に一礼、遺影に一礼。
    2. 香を指でつまみ、額の高さまで持ち上げてから香炉にくべる(宗派により回数が異なる)。
    3. 合掌し、遺影に一礼、遺族に一礼して席に戻る。
  • 自信がない場合は、前の人の作法に倣うか、係員に尋ねても問題ありません。

弔辞・弔電の拝聴

  • 故人と親しかった方々からの弔辞や、遠方の方からの弔電が読み上げられます。
  • 静かに拝聴し、故人との思い出に浸りましょう。

閉式・喪主挨拶

  • 僧侶の退場後、喪主または親族代表からの挨拶があります。
  • 挨拶が終わったら、全員で一礼し、閉式となります。
  • 閉式後も、慌てて退席せず、係員の指示に従いましょう。

出棺から火葬まで

お別れの儀式

  • 閉式後、故人とのお別れの儀式が行われます。棺の蓋が開けられ、故人の顔を見ながら、花や故人が好きだったものを手向けます。
  • この時間は、故人との最後の対面であり、大切な思い出を作る機会です。

出棺の準備と見送り

  • お別れの儀式が終わると、棺が閉じられ、霊柩車へと運ばれます。
  • 参列者は、霊柩車を見送るために外に出ます。霊柩車が発進するまで、合掌して見送るのが一般的です。
  • 故人との別れを惜しみ、静かに見送りましょう。

火葬場への移動と待機

  • 火葬場へは、ご遺族やごく親しい親族が同行することが多いですが、参列者も希望すれば同行できる場合があります。
  • 火葬中は、控室で待機します。飲み物などが用意されていることが多いですが、静かに過ごしましょう。

収骨の作法

  • 火葬が終わると、収骨(骨上げ)が行われます。
  • 二人一組で箸を使い、故人の骨を骨壺に納めていきます。足元から頭の方へ順に拾い、最後に喉仏を納めます。
  • 収骨は、故人の体を大切に扱う最後の儀式です。心を込めて行いましょう。

精進落としと解散

精進落としとは

  • 精進落としは、葬儀が無事に終わったことを感謝し、参列者や僧侶を労うための食事会です。
  • 元々は、四十九日の忌明けに肉や魚を断つ精進料理を終えるという意味合いがありましたが、現在は葬儀当日に執り行われることが多くなっています。

参加する場合のマナー

  • 精進落としに招かれた場合は、できる限り参加するのがマナーです。
  • 席に着いたら、ご遺族や僧侶に感謝の意を伝えましょう。
  • 献杯の際は、声を出さずに静かにグラスを掲げます。
  • 食事中は、故人の思い出話などを静かに行うのが良いでしょう。

解散のタイミング

  • 精進落としが終わると、解散となります。
  • ご遺族に改めてお悔やみの言葉と感謝の意を伝え、静かに退席しましょう。
  • 帰り際も、大きな声での会話は避け、周囲への配慮を忘れないようにしてください。

葬儀後の対応

葬儀後の挨拶

  • 葬儀後、ご遺族は香典返しや挨拶回りなどで忙しくなります。
  • 後日改めて弔問する場合は、事前に連絡を入れてから訪問しましょう。

法要の準備

  • 葬儀後も、初七日、四十九日、一周忌など、故人を偲ぶための法要が続きます。
  • ご遺族は、これらの準備も進めていくことになります。