はじめに:遺産整理、何から始めればいいの?
遺産整理の全体像を把握しよう
大切な家族を亡くされたばかりで、心身ともに疲弊していることと思います。そんな中、避けて通れないのが「遺産整理」です。遺産整理とは、故人の財産を整理し、相続人に分配する手続きのこと。その第一歩として、まず全体像を把握しましょう。何から手をつければいいのか、どんな手続きが必要なのか、知っておくことで不安を軽減できます。
なぜ預貯金口座が凍結されるのか?
故人の預貯金口座は、亡くなった事実が金融機関に伝わると凍結されます。これは、相続人以外が勝手に引き出すことを防ぎ、相続トラブルを未然に防ぐための措置です。凍結された口座からお金を引き出すには、相続手続きが必要になります。
預貯金口座凍結前にすべきこと:重要タスクを徹底解説
口座が凍結されると、様々な手続きが必要になり、時間と手間がかかります。そこで、口座凍結前にできる準備をしておくことが大切です。以下に、必ずやっておくべきことをご紹介します。
故人の財産を正確に把握する
まず、故人がどのような財産を持っていたのかを正確に把握することが重要です。預貯金だけでなく、不動産、株式、投資信託など、あらゆる財産を洗い出しましょう。
預貯金口座の洗い出し:通帳・キャッシュカード・取引明細をチェック
まずは、故人の預貯金口座を徹底的に洗い出しましょう。自宅にある通帳やキャッシュカード、取引明細などを確認します。また、利用していた可能性のある金融機関に問い合わせるのも有効です。
不動産・株式・投資信託などの財産も確認
預貯金以外にも、不動産、株式、投資信託など、様々な財産がないか確認しましょう。固定資産税の納税通知書や、証券会社からの取引報告書などが手がかりになります。
相続人の確定:誰が相続できるのか?
誰が相続人になるのかを確定することも重要なステップです。民法で定められた相続人の順位に従って、相続人を確定します。
戸籍謄本を取得して相続人を調査
戸籍謄本を取得することで、故人の出生から死亡までの親族関係を把握することができます。これにより、誰が相続人になるのかを正確に判断できます。
遺言書の有無を確認
遺言書の有無は、相続手続きに大きな影響を与えます。自宅や貸金庫などを探し、遺言書がないか確認しましょう。公正証書遺言の場合は、公証役場で検索することができます。
遺言書の検認手続き(遺言書がある場合)
自筆証書遺言の場合は、家庭裁判所で検認手続きを行う必要があります。検認とは、遺言書の内容を確定し、偽造や変造を防ぐための手続きです。
相続放棄・限定承認の手続き(必要な場合)
故人の財産よりも借金が多い場合など、相続放棄や限定承認を検討する必要があります。これらの手続きは、相続開始を知った日から3ヶ月以内に行う必要があります。以外と時間がありませんので急ぐ必要があります。
預貯金口座凍結後の手続き:スムーズな払い戻しのために
口座が凍結されてしまった場合でも、慌てる必要はありません。以下の手順で手続きを進めることで、スムーズに払い戻しを受けることができます。
金融機関への連絡:口座凍結の事実を伝える
まずは、金融機関に連絡し、口座が凍結された事実を伝えます。金融機関から、必要な書類や手続きについて説明を受けましょう。
必要書類の準備:金融機関ごとに異なるので注意!
金融機関によって、必要書類は異なります。一般的には、故人の戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本、印鑑証明書、遺産分割協議書などが必要になります。
遺産分割協議書の作成(相続人全員の合意が必要)
相続人全員で、誰がどの財産を相続するかを話し合い、遺産分割協議書を作成します。遺産分割協議書は、相続人全員の署名と実印が必要です。
遺産整理の専門家への相談:困ったときはプロの力を借りよう
遺産整理は、複雑で専門的な知識が必要な手続きです。自分で行うのが難しいと感じたら、専門家に相談することも検討しましょう。
弁護士・税理士・司法書士、誰に相談すべき?
弁護士は、相続トラブルの解決や遺産分割協議のサポートをしてくれます。税理士は、相続税の申告や節税対策をアドバイスしてくれます。司法書士は、不動産の名義変更や相続登記の手続きを代行してくれます。それぞれの専門分野に合わせて、適切な専門家に相談しましょう。
専門家への相談のタイミング
専門家への相談は、早ければ早いほど安心です。相続手続きを始める前に相談することで、スムーズに手続きを進めることができます。
まとめ:遺産整理は準備が大切!
遺産整理は、時間と労力のかかる作業ですが、事前に準備をしておくことで、スムーズに進めることができます。この記事を参考に、まずはできることから始めてみましょう。もし困ったことがあれば、専門家に相談することを検討してください。
