死亡後の手続きガイド:必要書類から流れ、相続まで解説

tips00158 死亡届・火葬許可証の手続き

はじめに:大切な人を亡くしたあなたへ

この度は心よりお悔やみ申し上げます。大切な方を亡くされた悲しみの中、様々な手続きに追われるのは非常につらいものです。この記事では、死亡後の手続きについて、わかりやすく、丁寧に解説します。

死亡後の手続き:何から始める?

死亡後の手続きは多岐にわたりますが、まずは以下の4つのステップから始めましょう。期限があるものもあるので、落ち着いて確認していきましょう。

死亡診断書・死体検案書:取得方法と重要ポイント

死亡診断書は、医師が死亡を確認した際に発行される書類です。死亡届の提出や、生命保険の請求など、様々な手続きに必要となります。病院で発行してもらい、大切に保管しましょう。死体検案書は、事故や事件など、不審な死因の場合に発行されます。

死亡届の提出:期限、場所、注意点

死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に、故人の本籍地、死亡地、または届出人の住所地の市区町村役場に提出する必要があります。届出人は、親族、同居者、家主などが該当します。死亡届には、医師が作成した死亡診断書(または死体検案書)を添付する必要があります。印鑑も忘れずに持参しましょう。

火葬許可証の申請:スムーズな手続きのために

火葬を行うためには、市区町村役場から火葬許可証の交付を受ける必要があります。死亡届を提出する際に、同時に申請することが一般的です。火葬許可証は、火葬場で提出する必要がありますので、紛失しないように注意しましょう。

死亡後の手続きチェックリスト:抜け漏れを防ぐために

  • 死亡診断書(または死体検案書)の取得
  • 死亡届の提出
  • 火葬許可証の申請
  • 葬儀の手配
  • 年金・健康保険の手続き
  • 相続の手続き

死亡後の手続き:具体的な流れ

死亡後の手続きは、期限が定められているものが多いので、スケジュールを立てて進めていくことが重要です。

7日以内:死亡届の提出と火葬許可証の取得

死亡届は7日以内に提出する必要があります。死亡診断書(または死体検案書)と印鑑を持参して、市区町村役場に提出しましょう。同時に、火葬許可証の申請も行います。
なお、火葬許可証は火葬場で提出が必要になります(これがないと火葬が行えません)。

14日以内:年金・健康保険の手続き

国民年金や健康保険に加入していた場合は、資格喪失の手続きが必要です。年金事務所や市区町村役場に問い合わせて、必要な書類を確認しましょう。

3ヶ月以内:相続放棄・限定承認の手続き

相続放棄や限定承認の手続きは、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に行う必要があります。相続放棄とは、一切の財産を相続しないことを選択することです。限定承認とは、相続によって得た財産の範囲内で、被相続人の債務を弁済することを条件に相続することです。家庭裁判所に申し立てる必要があります。

4ヶ月以内:所得税の準確定申告

被相続人が亡くなった年の所得税は、準確定申告を行う必要があります。相続人が、相続開始を知った日の翌日から4ヶ月以内に申告・納税する必要があります。

10ヶ月以内:相続税の申告と納税

相続税は、相続財産の総額が基礎控除額を超える場合に課税されます。相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内に申告・納税する必要があります。税理士に相談することをおすすめします。

死亡後の手続き:必要書類一覧

手続きによって必要な書類は異なりますが、一般的に以下の書類が必要となります。

死亡診断書(死体検案書)

死亡の事実を証明する重要な書類です。原本を大切に保管しましょう。

死亡届

市区町村役場に提出する書類です。所定の用紙に記入します。

届出人の印鑑

死亡届やその他の書類に押印するために必要です。シャチハタは不可の場合があります。

被相続人の戸籍謄本・除籍謄本

相続関係を証明するために必要です。本籍地の市区町村役場で取得できます。

届出人の本人確認書類

運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどが必要です。

その他手続きに必要な書類

手続きによって、年金手帳、健康保険証、預金通帳、不動産登記簿謄本などが必要になる場合があります。

死亡後の手続き:知っておくと役立つこと

手続きを進める上で、知っておくと役立つ情報をまとめました。

葬儀費用の負担:誰が払う?

葬儀費用は、原則として喪主が負担します。ただし、遺産から支払うことも可能です。

遺産分割協議:スムーズな話し合いのために

遺産分割協議は、相続人全員で行う必要があります。弁護士などの専門家を交えて話し合うことをおすすめします。

相続放棄:メリット・デメリット

相続放棄は、借金などの負債を相続したくない場合に有効です。しかし、預金などのプラスの財産も相続できなくなるため、慎重に検討しましょう。

生命保険:受取人、請求方法

生命保険は、受取人が請求することで保険金を受け取ることができます。保険証券を確認し、保険会社に問い合わせましょう。

税金:相続税、所得税

相続税は、相続財産の総額が基礎控除額を超える場合に課税されます。所得税は、被相続人の所得に対して課税されます。税理士に相談することをおすすめします。

専門家への相談:こんな時はプロに頼ろう

複雑な手続きや、トラブルが発生した場合は、専門家に相談することをおすすめします。

相続問題に強い弁護士

遺産分割協議がまとまらない場合や、相続トラブルが発生した場合に相談しましょう。

税務に詳しい税理士

相続税の申告や、税務に関する相談にのってくれます。

行政手続きの専門家:行政書士

遺産分割協議書の作成や、各種行政手続きの代行をしてくれます。