危篤・臨終に医師や看護師に聞くべきこと

危篤・臨終に医師や看護師に聞くべきこと 危篤・臨終

危篤・臨終…突然の知らせにどう向き合う?

冷静さを保つための心の準備

大切な人が危篤、あるいは臨終を迎えるかもしれない。そんな知らせは、誰にとっても動揺し、心が乱れるものです。まずは深呼吸をして、落ち着いて状況を把握しようと努めましょう。悲しみや不安を感じるのは当然ですが、冷静さを少しでも保つことが、その後の行動を左右します。

病院への連絡、駆けつける前に確認すべきこと

病院から連絡があった場合、慌てて駆けつける前に、まずは落ち着いて以下の点を確認しましょう。

  • 現在の状態(容態)
  • 病院に到着する時間の目安(落ち着いて行くために)
  • 持参すべきもの(保険証、印鑑など)

これらの情報を事前に把握しておくことで、病院での手続きがスムーズに進みます。

医師や看護師に「何を」聞くべき?質問リスト

病状と今後の見通しに関する質問

病状の詳細な説明を求める

医師から病状の説明を受ける際は、専門用語を避け、わかりやすい言葉で説明してもらうように心がけましょう。遠慮せずに、理解できない点は何度でも質問することが大切です。

今後の治療方針や選択肢を確認する

今後の治療方針について、どのような選択肢があるのか、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく説明を求めましょう。家族の意向や患者さんの意思を尊重しながら、最適な治療法を選択していく必要があります。

予後の予測について尋ねる

病状の進行や治療の効果によって、どのような予後が予測されるのか、医師に率直に尋ねてみましょう。これにより、今後の介護や看取りの準備を具体的に進めることができます。

延命治療に関する質問

延命治療の種類と内容を理解する

延命治療には、人工呼吸器、人工透析、中心静脈栄養など、様々な種類があります。それぞれの治療がどのような目的で行われ、どのような効果や副作用があるのかを理解することが重要です。

延命治療のメリット・デメリットを把握する

延命治療は、生命を維持するための手段ですが、同時に患者さんのQOL(生活の質)を低下させる可能性もあります。メリットとデメリットを比較検討し、患者さんにとって最善の選択肢を選ぶ必要があります。

家族の意思決定の重要性について確認する

延命治療の選択は、患者さん本人だけでなく、家族にとっても大きな負担となります。家族全員でよく話し合い、患者さんの意思を尊重しながら、納得のいく結論を出すことが大切です。

緩和ケアに関する質問

緩和ケアの内容と目的を理解する

緩和ケアは、病気の進行に伴う痛みや苦痛を和らげ、患者さんのQOLを向上させるためのケアです。身体的な苦痛だけでなく、精神的な苦痛や社会的な苦痛にも対応します。

痛みのコントロール方法について確認する

痛みは、患者さんのQOLを大きく低下させる要因となります。痛みの種類や程度に応じて、適切な鎮痛剤やリハビリテーションなどの方法を組み合わせ、痛みをコントロールすることが重要です。

精神的なケアのサポート体制について尋ねる

病気や治療に伴う不安やストレスは、患者さんの精神的な状態を悪化させる可能性があります。カウンセリングや心理療法などのサポート体制について確認し、必要に応じて専門家の助けを求めることが大切です。

臨終後の手続きに関する質問

死亡診断書の発行について確認する

死亡診断書は、死亡の事実を証明する重要な書類であり、葬儀や相続などの手続きに必要となります。医師に死亡診断書の発行を依頼し、必要な枚数を確認しましょう。

エンゼルケアについて確認する

エンゼルケアは、亡くなった方の身体を清め、尊厳を保つためのケアです。病院によっては、エンゼルケアを行ってくれる場合がありますので、確認してみましょう。

葬儀社への連絡や手続きについて尋ねる

臨終後は、速やかに葬儀社に連絡し、葬儀の準備を進める必要があります。病院によっては、葬儀社を紹ir介してくれる場合がありますが、業者の信頼性の確認ができていないため、これはできるだけ避けてご自身で調べて直接依頼してください。

後悔しない情報収集のために:家族で話し合うこと

故人の意思の確認:リビングウィルやエンディングノート

もし故人がリビングウィル(終末期医療に関する意思表示書)やエンディングノートを作成していた場合は、その内容を尊重しましょう。故人の意思を尊重することが、後悔のない選択につながります。

家族の意向のすり合わせ:誰が、何を、どのように決めるか

延命治療や葬儀の方法など、重要な決定事項については、家族全員でよく話し合い、それぞれの意向を尊重しながら、合意形成を図ることが大切です。

経済的な準備:葬儀費用や相続について

葬儀費用や相続については、事前に準備しておくことで、臨終後の手続きをスムーズに進めることができます。

いざという時のために:情報収集のヒント

病院の相談窓口や医療ソーシャルワーカーの活用

病院には、患者さんや家族の相談に応じるための相談窓口や医療ソーシャルワーカーがいます。病気や治療に関する情報提供だけでなく、経済的な問題や福祉制度に関する相談にも対応してくれます。

インターネットや書籍での情報収集

インターネットや書籍には、病気や治療に関する様々な情報が掲載されています。信頼できる情報源を選び、積極的に情報収集を行いましょう。

専門家への相談:弁護士、税理士、葬儀社など

相続や葬儀など、専門的な知識が必要な場合は、弁護士、税理士、葬儀社などの専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な判断をすることができます。

まとめ:後悔しないために、できることを

常に患者さんの意思を尊重する

延命治療や緩和ケアなど、重要な決定事項については、常に患者さんの意思を尊重しましょう。患者さんの意思を最優先に考えることが、後悔のない選択につながります。

家族でよく話し合い、納得のいく選択をする

家族全員でよく話し合い、それぞれの意向を尊重しながら、納得のいく選択をすることが大切です。家族の絆を深め、支え合いながら、困難な時期を乗り越えましょう。

専門家のサポートを積極的に活用する

病気や治療、相続、葬儀など、様々な問題に直面した場合は、専門家のサポートを積極的に活用しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な判断をし、安心して手続きを進めることができます。