1. はじめに:突然の危篤連絡に備えるために
1.1. 「危篤」とはどういう状態?
「危篤」とは、病気や怪我の状態が非常に悪く、生命の危機が迫っている状態を指します。医師が「回復の見込みが低い」と判断した場合に告げられることが一般的です。
1.2. なぜ心の準備が大切なのか
危篤の連絡は、誰にとっても大きな衝撃です。動揺し、何をすればいいのか分からなくなることもあるでしょう。しかし、落ち着いて対応することで、患者さん本人や家族にとって、より良い時間を過ごすことができます。できうるなら、後悔しないために、事前に心の準備をしておくことが大切です。
2. 危篤の連絡を受けたら:まず何をすべきか
2.1. 病院からの連絡:確認すべき5つのポイント
病院から危篤の連絡を受けた際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。
2.1.1. 患者さんの状態
患者さんの現在の容態を詳しく確認しましょう。意識の有無、呼吸の状態、痛みはあるのかなど、できる限り具体的に把握することが大切です。
2.1.2. 病院の場所と連絡先
病院の住所と電話番号を再度確認しましょう。緊急時なので、すぐに駆けつけられるように準備しておきましょう。
2.1.3. 面会時間
面会が可能な時間帯を確認しましょう。患者さんの状態によっては、面会時間が限られている場合があります。
2.1.4. 必要な持ち物
病院から指示された持ち物を確認しましょう。保険証や印鑑、着替えなどが必要になる場合があります。
2.1.5. 医師からの説明の有無
医師から病状の説明を受けることができるか確認しましょう。今後の治療方針や見通しについて、詳しく聞く機会を設けてもらいましょう。
2.2. 落ち着いて行動するために:心の落ち着かせ方
深呼吸を繰り返しましょう。
一旦、電話を置いて、数回深呼吸をすることで、冷静さを取り戻すことができます。
信頼できる人に相談しましょう。
家族や親しい友人に連絡を取り、話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。
メモを取りましょう。
病院からの連絡内容や、今後の予定などをメモに書き出すことで、頭の中が整理され、落ち着いて行動できます。
3. 病院へ駆けつける前に:家族・親族への連絡
3.1. 誰に連絡すべきか:優先順位と連絡方法
まずは、配偶者、両親、子供など、最も近しい家族に連絡しましょう。その後、親族や親しい友人に連絡するのが一般的です。連絡手段は、電話が最も早く確実ですが、状況によってはメールやSNSも活用しましょう。
3.2. 伝えるべき内容:簡潔に、かつ正確に
危篤であること、病院の名前、場所、面会時間などを簡潔に伝えましょう。なるべく落ち着き、感情的になりすぎず、正確な情報を伝えることが大切です。
3.3. 連絡後の確認:家族の状況把握
連絡した家族が、いつ病院に到着できるか、どのような状況にあるのかを確認しましょう。必要であれば、交通手段の手配や宿泊場所の確保など、サポートを行いましょう。
4. 病院に到着したら:すべきこと、できること
4.1. 医師からの説明:積極的に質問しよう
医師から病状の説明を受ける際は、分からないことや不安なことは遠慮せずに質問しましょう。今後の治療方針や、患者さんの状態について、詳しく理解することが大切です。
4.2. 患者さんのそばで:寄り添い、励ます
患者さんのそばに寄り添い、手を握ったり、話しかけたりすることで、安心感を与えることができます。意識がない場合でも、聞こえている可能性がありますので、穏やかな声で話しかけましょう。
4.3. 家族との協力:役割分担と情報共有
家族と協力して、患者さんのケアや病院との連絡、その他の手続きなどを分担しましょう。役割分担をすることで、負担を軽減し、より良いサポート体制を築くことができます。また、得られた情報は、家族間で共有し、連携を密にしましょう。
5. もしもの時のために:葬儀の準備と心構え
5.1. 葬儀の準備:事前に話し合っておくこと
葬儀の準備は、精神的な余裕がない中で行うのは大変です。可能な限り、事前に家族で話し合っておくことをお勧めします。
5.1.1. 葬儀の種類と規模
葬儀の種類(密葬、家族葬、一般葬など)や規模について、故人の希望や家族の意向を踏まえて検討しましょう。
5.1.2. 喪主の決定
喪主は、葬儀の主催者であり、代表者です。誰が喪主を務めるかを事前に決めておきましょう。
5.1.3. 葬儀社の選定
葬儀社は、葬儀の手配や進行をサポートしてくれる重要な存在です。事前相談で複数の葬儀社から見積もりを取り、信頼できる葬儀社を選びましょう。
5.2. 精神的なサポート:悲しみに向き合う
大切な人を失う悲しみは、深く、長く続くものです。無理に悲しみを抑え込まず、自分の感情に正直に向き合いましょう。家族や友人と話したり、専門家のカウンセリングを受けたりすることも有効です。
6. まとめ:後悔しないために、今できること
6.1. 家族との絆を大切に
日頃から家族とのコミュニケーションを大切にし、感謝の気持ちを伝えましょう。後悔のないように、今できることを精一杯行いましょう。
6.2. 事前の準備で心の余裕を
危篤の連絡は、いつ誰に起こるか分かりません。この記事を参考に、事前に心の準備をしておくことで、いざという時に冷静に対応することができます。後悔しないために、今できることから始めましょう。
