葬儀種類ごとに必要な葬儀場の設備や施設
流れ(内容) | 必要となる 斎場・施設 |
葬儀種類 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
直 葬 | 火葬式 | 一日葬 | 家族葬 | 一般葬 | ||
お迎え | 寝台車 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
安置 | 安置所 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
手続き | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
納棺 | 納棺場所 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
通夜 | 葬儀式場 遺族控室 会食室 会葬者控室 宗教者控室 |
ー | ー | ー | 〇 | 〇 |
告別式 | 葬儀式場 宗教者控室 |
ー | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
出棺 | 霊柩車 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
火葬 | 火葬場 告別室 (又は炉前ホール) 待合室 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
繰上法要 | 控室 (会食室) |
ー | △ | △ | △ | △ |
収骨 | 収骨室 (又は炉前ホール) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
- 安置施設はドライアイスでご遺体を冷やす霊安室や冷蔵保棺を行う保冷庫があります(後者の場合は安置中の面会ができるか確認が必要です)。
- 湯灌や美装などを行う場合は安置施設や納棺場所で行えるかどうか確認が必要です。
- こじんまりとした家族葬ではご親族がご遺体と過ごすことも多いため遺族控室は必ずしも必要ではありません。
- 無宗教葬では宗教者控室は必要ありません。
- 公営斎場等で火葬場併設の葬儀場では霊柩車を使わず、原則として敷地内(又は管内)でご遺体を火葬炉まで搬送します。
- 火葬場で精進落とし(初七日繰上法要)等を行わない場合は火葬場での会食室は不要です。
万一のとき(“今すぐ”なら)
- ご臨終葬儀社への電話連絡
ご臨終からご遺体の引取りは、あまり時間がありません。速やかに葬儀社に連絡して、ご遺体の引取りを依頼する必要があります。 - 引取り病院や警察等からの搬出
依頼を受けた葬儀社は急ぎで搬送車をご指定の場所まで向かわせます。引き取られたご遺体は、葬儀社が手配している安置施設でお休みいただくよう対応されます。 - ご安置中打合せ
葬儀社と打合せを行います。葬儀社が葬儀の種類や日程のご希望などに基づいて、見積りや手配などを進めます。また、ご遺族の対応事項などを教えてくれたり相談にのってくれます。宗教者とのお付き合いがない場合は手配を行ってくれることもあります。 - 納棺・通夜儀式の開始
故人の旅立ちの準備のために身支度をした後に、棺へご遺体をおさめます。故人の思い出の品や愛用品などを一緒におさめることもできます。家族葬や一般葬など弔問客による会葬を受ける場合は通夜式を行ってお清め料理でもてなします(通夜振る舞い)。お礼状や返礼品の用意は葬儀社が行ってくれます。 - 葬儀・告別式お別れの儀式
一般葬や家族葬に加え、一日葬では告別式を行い読経や焼香などを行います。火葬式や直葬などは少人数の参列で読経や焼香を行うこともあります。お別れを行ったら霊柩車にお棺をのせて搬送の準備を行います。 - 出棺・火葬最後のお別れ
霊柩車でお棺を火葬場まで搬送します(出棺)。火葬場では火葬許可証の提示など手続きを行い、火葬炉の前でご遺体へ最後のお別れを告げて火葬を開始します(火葬中に葬儀社の手配で繰り上げ法要・精進落しを行う場合もあります)。火葬が終了したら係員の指示に従ってお骨上げをして骨壺をお持ち帰りいただき一連の儀式は終了になります。