はじめに:突然の知らせに備えて
危篤・臨終の連絡は、心の準備ができていない時にやってくる
「まさか、こんな日が来るなんて…」誰しも、大切な人の危篤や臨終の知らせは、心の準備ができていない時に突然やってくるものです。動揺して、何をすればいいのかわからなくなるのは当然のこと。
この記事でわかること:連絡先リスト作成から伝え方、マナーまで
この記事では、いざという時に慌てず、大切な人たちに失礼なく、そして速やかに状況を伝えられるように、以下の内容を解説します。
- 連絡先リストの作成方法
- 医療者への連絡方法
- 家族・親族への伝え方とマナー
- 葬儀社への連絡方法
- 連絡後の対応(葬儀の準備、心のケア)
危篤の連絡:誰に、何を、どう伝える?
連絡すべき人リスト:優先順位をつけて作成
危篤の連絡は、一刻も早く関係者に知らせる必要があります。まずは、連絡すべき人のリストを作成し、優先順位をつけておきましょう。
家族:まずは一番近い存在へ
配偶者、両親、子どもなど、一番近い家族には、何よりも先に連絡しましょう。状況を共有し、今後の対応について相談することが大切です。
親族:関係性に応じて範囲を検討
兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母など、親族への連絡は、故人との関係性や親密度を考慮して範囲を検討しましょう。連絡する順番は、家族と同様に、近い親族から優先的に行います。
友人・知人:故人の意向や家族の判断で
友人・知人への連絡は、故人の意向や家族の判断によって行います。故人が親しくしていた友人や、生前お世話になった方には、状況を伝えておくと良いでしょう。
医療者への連絡:状況把握と今後の相談
自宅療養の場合で容態が急変した場合は、速やかに医療者に連絡し、指示を仰ぎましょう。夜間や休日でも、病院の代表番号に連絡すれば、担当医または当直医に繋がります。
容態急変時の連絡先:事前に確認を
入院している場合は、病棟の看護師に連絡します。自宅療養の場合は、かかりつけ医の連絡先を事前に確認しておきましょう。
伝えるべき情報:患者情報、既往歴、現在の状況
医療者に連絡する際は、以下の情報を正確に伝えましょう。
- 患者の名前、年齢、性別
- 既往歴(持病、アレルギーなど)
- 現在の容態(症状、意識レベルなど)
- 連絡者の名前、続柄、連絡先
危篤を知らせる際の伝え方:簡潔に、正確に
危篤を知らせる際は、相手にショックを与えないように、落ち着いたトーンで簡潔に、そして正確に状況を伝えましょう。
電話連絡が基本:緊急性を伝える
危篤の連絡は、電話で行うのが基本です。緊急性を伝えるため、メールやSNSでの連絡は避けましょう。
伝えるべき内容:危篤であること、病院名、面会について
電話では、以下の内容を明確に伝えましょう。
- 「〇〇(名前)が危篤状態です」
- 「〇〇病院(病院名)に入院しています」
- 「面会を希望される場合はご連絡ください」
例文:電話での伝え方、メールでの伝え方
以下は、電話とメールでの伝え方の例文です。
電話での伝え方:
「もしもし、〇〇(自分の名前)です。〇〇(続柄)の〇〇(名前)ですが、先ほどから容態が急変し、〇〇病院で危篤状態です。もしよろしければ、病院に来ていただけないでしょうか。」
メールでの伝え方(緊急性が低い場合):
件名:〇〇(名前)危篤のお知らせ
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
突然のご連絡で大変恐縮ですが、〇〇(続柄)の〇〇(名前)が、〇〇病院にて危篤状態となっております。
取り急ぎ、ご連絡させていただきました。
〇〇(自分の名前)
臨終の連絡:悲しみを乗り越えて、落ち着いて
臨終を知らせるタイミング:誰に、いつ?
臨終の連絡は、故人が亡くなったことを伝える、非常にデリケートなものです。落ち着いて、適切なタイミングで連絡しましょう。
家族・親族:速やかに連絡
家族・親族には、医師から死亡宣告を受けた後、速やかに連絡しましょう。葬儀の準備や今後の手続きについて相談する必要があります。
友人・知人:葬儀の日程が決まってからでもOK
友人・知人への連絡は、葬儀の日程が決まってからでも構いません。ただし、故人と特に親しかった友人には、早めに伝えてあげると良いでしょう。
臨終を知らせる際の伝え方:丁寧さと配慮を
臨終を知らせる際は、相手の気持ちに寄り添い、丁寧で配慮のある伝え方を心がけましょう。
電話連絡が基本:落ち着いたトーンで
臨終の連絡も、電話で行うのが基本です。落ち着いたトーンで、ゆっくりと話しましょう。
伝えるべき内容:死亡日時、死因(わかる範囲で)、葬儀の予定
電話では、以下の内容を明確に伝えましょう。
- 「〇〇(名前)が、〇月〇日〇時に永眠いたしました」
- 「死因は〇〇です(わかる範囲、または言える範囲で)」
- 「葬儀は〇月〇日に〇〇(場所)で行う予定です」
例文:電話での伝え方、メールでの伝え方
以下は、電話とメールでの伝え方の例文です。
電話での伝え方:
「もしもし、〇〇(自分の名前)です。〇〇(続柄)の〇〇(名前)ですが、〇月〇日〇時に永眠いたしました。長らくご心配をおかけしましたが、安らかに息を引き取りました。葬儀は〇月〇日に〇〇(場所)で行う予定です。詳細は改めてご連絡いたします。」
メールでの伝え方(葬儀のお知らせ):
件名:〇〇(名前)逝去のお知らせ
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
突然のご連絡で大変恐縮ですが、〇〇(続柄)の〇〇(名前)が、〇月〇日に永眠いたしました。
つきましては、下記の通り葬儀を執り行いますので、ご案内申し上げます。
日時:〇月〇日(〇)〇時~
場所:〇〇(場所)
喪主:〇〇(喪主の名前)
〇〇(自分の名前)
葬儀社への連絡:スムーズな手配のために
臨終後、速やかに葬儀社に連絡し、葬儀の手配を進めましょう。
事前に葬儀社を決めておくメリット
事前に葬儀社を決めておくと、いざという時に慌てずに済みます。複数の葬儀社に見積もりを依頼し、比較検討しておくことをおすすめします。
葬儀社への伝え方:希望、予算、宗教など
葬儀社には、以下の情報を伝えましょう。
- 故人の名前、年齢、死亡日時
- 葬儀の希望(形式、規模、場所など)
- 葬儀を行う場所、葬儀場の希望
- 予算
- 宗教
連絡後の対応:葬儀の準備と心のケア
葬儀の準備:何をすべきか、流れを確認
葬儀の準備は、多くの手続きや手配が必要となります。喪主を中心に、家族や親族と協力して進めていきましょう。
喪主の決定、葬儀形式の決定、参列者への連絡
まずは、喪主を決定し、葬儀の形式(一般葬、家族葬、直葬など)を決めましょう。その後、参列者への連絡や、会場の手配、供花・供物の手配などを行います。
心のケア:悲しみを分かち合い、支え合う
大切な人を失った悲しみは、深く、長く続くものです。無理に気持ちを抑え込まず、家族や友人と悲しみを分かち合い、支え合うことが大切です。
家族や友人と話す、専門家のカウンセリングを受ける
辛い気持ちを誰かに話すことで、心が少し軽くなることもあります。必要であれば、専門家のカウンセリングを受けることも検討しましょう。
まとめ:いざという時のために、準備を
連絡先リストの定期的な見直し
連絡先は、常に最新の状態に保っておきましょう。特に、高齢の親族や、連絡が途絶えがちな友人の連絡先は、定期的に見直しが必要です。
家族との話し合い:希望や意向の確認
葬儀の形式や、延命治療の希望など、家族で話し合っておくことは、いざという時に役立ちます。故人の意向を尊重し、後悔のない選択をしましょう。
