故人の身分証明書、どうすればいい? 返納義務と手続きの基本
故人の身分証明書は返納する必要がある?
大切な方を亡くされた悲しみの中、様々な手続きに追われる日々…。故人の遺品整理をしていると、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードといった身分証明書が出てきますよね。「これって、どうすればいいんだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、これらの身分証明書は、種類によって返納の義務があったり、返納が推奨されていたりします。放置してしまうと、思わぬトラブルに繋がる可能性も…。この記事では、故人の身分証明書の返納について、詳しく解説していきます。
返納が必要な身分証明書の種類
具体的に、どのような身分証明書が返納の対象となるのでしょうか? 主なものは以下の通りです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
これらの身分証明書は、それぞれ管轄する省庁や機関が異なり、返納手続きも異なります。一つずつ確認していきましょう。
返納手続きの全体像:スムーズに進めるためのプロセス
身分証明書の返納手続きは、種類によって異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。
- 該当する身分証明書の返納場所を確認
- 必要な書類や持ち物を準備
- 返納手続きを行う
- 返納後の確認事項をチェック
運転免許証の返納手続き:どこで、何が必要?
亡くなられた方の運転免許証については、ご家族の方が返納する義務はありません。ただし、運転免許証の有効期限が満了していない場合には、運転免許証更新連絡書等の通知が届きます。通知の停止を希望される場合は返納手続きが必要です。
運転免許証の返納場所と受付時間
運転免許証の返納は、お近くの警察署、運転免許センター、運転免許試験場で行うことができます。受付時間は、各施設によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
必要な書類と持ち物:忘れ物がないようにチェック!
運転免許証の返納に必要なものは、以下の通りです。
- 故人の運転免許証
- 死亡の事実が確認できる書類(戸籍抄本、死亡診断書のコピーなど)
- 印鑑(認印で可)
- 返納者の身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
パスポートの返納手続き
パスポートは亡くなられたら原則として返納義務があります。
パスポートの返納方法:窓口
パスポートの返納は、都道府県のパスポートセンター(旅券事務所)で行うことができますが、一部の市区町村役場で行うことも可能です。
海外にいる場合は、最寄りの日本大使館や総領事館へ返納します。
返納に必要なものは、以下の通りです。
- 故人のパスポート
- 死亡の事実を確認できる書類(除籍謄本、死亡診断書など)
- 届出人の身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
マイナンバーカードの返納手続き:市区町村役場での手続き
マイナンバーカードの返納場所:お住まいの市区町村役場
マイナンバーカードの返納は、お住まいの市区町村役場の窓口で行います。
必要な書類と持ち物:代理人による手続きについて
マイナンバーカードの返納に必要なものは、以下の通りです。
- 故人のマイナンバーカード
- 返納者の身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
- 印鑑(認印で可)
代理人による手続きも可能ですが、委任状が必要になる場合がありますので、事前に市区町村役場に確認しましょう。
身分証明書の返納と相続手続き:コピーなどの必要性
死亡届と身分証明書:手続きの流れを確認
死亡届を提出する際に、運転免許証やパスポートの返納を求められる場合があります。市区町村によって対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。
相続手続きにおける身分証明書の役割
相続手続きでは、故人の身分証明書のコピーが必要になる場合があります。預金口座の解約や不動産の名義変更など、様々な手続きで使用するため、返納前にコピーを取っておくことをおすすめします。
返納前にコピーが必要なケース:相続手続きに備えよう
特に、以下の手続きでは、故人の身分証明書のコピーが必要になることが多いです。
- 預金口座の解約
- 不動産の名義変更
- 生命保険金の請求
- 年金手続き
身分証明書の返納に関するQ&A:よくある疑問を解決!
Q:返納期限はありますか?
A:全ての証明書が法律で明確な返納期限が定められているわけではありませんが、速やかに返納することをおすすめします。
Q:返納しなかった場合はどうなりますか?
A:返納しなかった場合でも、特に罰則はありません。しかし、不正利用されるリスクを避けるため、返納することをおすすめします。
Q:身分証明書が見つからない・紛失してしまった場合は?
A:各機関に紛失届を提出する必要があります。運転免許証の場合は警察署、パスポートの場合はパスポートセンター、マイナンバーカードの場合は市区町村役場に連絡しましょう。
